「浄土三部経」(62)

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 十方の仏国土のそれぞれ一つの方角にいる、ガンジス河の砂の数にひとしい求道者たちは、かの無量光如来に見えるために、敬礼をするために、近く仕えるために、問いをなすために、また、かの求道者たちの集まりと、かの仏国土が見事な特徴や装飾や配置が完全に備わっていることを見るために、(無量光如来の)その仏国土におもむくのだ。