「浄土三部経」(58)

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 ガンジス河の砂の数に等しい諸々の仏国土にましますガンジス河の砂の数に等しい世尊・目ざめた人たちは、かの世尊・無量光如来の名を賞讃したり、ほめ讃えたり、名誉を宣揚したり、功徳を宣揚したりするのだ。それは何故かというと、いかなる生ける者どもであろうとも、かの無量光如来の名を聞き、たとえ一度だけの発心であっても、浄らかな信を伴なって、心の底から発心する者どもは、皆、<この上ない正しい覚り>から退かない位に安住しているのであるからである。