「浄土三部経」(16)

14 もしも、わたくしがこの上ない正しい覚りを現に覚った後に、わたくしの仏国土において、生ける者どもの寿命の量が、量り得られるようなものであるようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。


15 もしも、わたくしが覚りを得た後に、わたくしの寿命の量が、たとえ百千億・百万劫数えたとしても、限界のあるものとされるようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。


16 もしも、わたくしが覚りを得た後に、かの仏国土の生ける者どもの間に、<悪い者>という名称だけでもあるようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。