「浄土三部経」(15)

12 もしも、わたくしがこの上ない正しい覚りを現に覚った後に、わたくしの仏国土ににおける教えを聞くのみの修行者の数が知られるようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。


13 もしも、わたくしがこの上ない正しい覚りを現に覚った後に、この仏国土において、わたくしの光が量の限られたものであるようであったら、たとえ百千億・百万もある諸々の仏国土の量(というような無限に近い量)によって限られているのであったとしても、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。