「経済学批判」(4)

hanadahidejirou2006-09-17

 「経済学批判 序説」
 岩波文庫版「批判」には、エンゲルスからマルクスの遺稿を託されたカウツキーが、1902年に発見した「序説」が採録されている。この「序説」を納めたノートの表紙には、1857年8月23日という日付と、「序説」というタイトルが書かれていた、とカウツキーは1907年発行の新版第二増刷の序文で述べている。筑摩書房マルクス・コレクションⅢ「経済学批判要綱『序説』」のディーツ版編者による註では、このノートの表紙には’M’というサインがあるという。

 
 「序説」の構成は、 
一、生産一般
二、生産、分配、交換および消費の一般的関係
三、経済学の方法
四、生産手段(生産諸力)と生産諸関係、−−生産諸関係と交易諸関係、等々
となっている。


 参考 マルクス・コレクションⅢ(筑摩書房