「浄土三部経」(69)

 13 そのとき、偉大な名声ある者、仏の子
   観世音と名づける人は立ち上がり、
   『師よ。いかなる原因、いかなる縁によって、
   世間の主であるおんみは微笑したまうのですか。


 14 最高の真理を知れる人、ためを思いあわれみふかき人、
   多くの生ける者どもを苦しみから解き放つ者たる師がこれを解き明かしたまえ。
   生ける者どもは、最上の、魅力あふれる言葉を聞いて、
   歓喜に満ちて心躍るでありましょう。