「浄土三部経」(66)

  その花束は、かれらによってそこに投げられるやいなや、
   たちまち百ヨージャナの傘の形となった。
   麗わしい柄があり、
   よく飾られて美しく映え、
   仏の身体をあまねく覆う。


  これらの求道者たちはこのように恭敬しおわり、
   それに満足して、説いて言う−−
   『最上の人の名を聞いた、
   かれら生ける者どもはよい利益を得た。