「浄土三部経」(56)

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 そのとき、師(秀註=釈尊)はこれらの詩句を説いて言われた。

  一切の生ける者ども(秀註=<幸あるところ>に生まれた者ども)は、清らかな智慧あり、最高の真理を知り得た幸ある人々となり、
  億劫の間も、あるいはそれ以上の間も<幸あるところ>を讃歎する言葉を説き明すであろう。

  世の滅びるときに、かの億劫が過ぎ去ったとしても、
  <幸あるところ>を讃歎する言葉は終らない。