「浄土三部経」(30)

 40 わたくしが覚りを得た後に、他の仏国土に生まれた求道者たちが、わたくしの名を聞いて、いずれかの感官の能力を欠いているようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。


 41 わたくしが覚りを得た後に、他の仏国土に住む求道者たちがわたくしの名を聞いて、<よくことばを分別する>と名づける心の安定、を得ることができず、また、その心の安定が中間で消えてしまうようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。