「浄土三部経」(26)

 33 もしも、わたくしが覚りを得た後に、無量・無数・不可思議・無比の諸世界にいる生ける者どもすべてが、神々と人間とを超えた幸せをそなえるようにならないようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。


 34 もしも、わたくしが覚りを得た後に、あまねく無量・無数・不可思議・無比・無限量の諸仏国土にいる求道者たちが、覚りの座に至るまで、神秘な保持能力(記憶して忘れない力)を得ないようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。