「浄土三部経」(25)

31 もしも、わたくしが覚りを得た後に、かの仏国土において、如来と求道者(菩薩)とを供養するにふさわしい薫香が、あらゆる宝石からできていて種々の芳香ある百千の香炉に常に焚かれて薫っているようでなかったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。


32 もしも、わたくしが覚りを得た後に、かの仏国土に、芳香ある種々の宝石の花の雨が常に降りそそぐことが無く、また妙なる音声を出す楽器の雲が常に奏でているということがないようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。