「浄土三部経」(10)

 もしも、わたくしの仏国土に生まれた生ける者どもの中で、さらにそこから死没して地獄に堕ちる者や、畜生に生まれる者や、餓鬼の境遇に陥る者や、アスラの群れとなる者があるようであったら、その間はわたくしは、<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。


 の変形と見えるが、より衆生を救おうという気持ちが伝わる内容になっている。