「選択本願念仏集」(4)

(2)善導和尚(かしょう)、正雑二行を立てて、雑行を捨てて正行に帰するの文
 善導の「観経疏」により、経典の読誦にせよ、仏や浄土の観想、礼拝、讃歎供養であっても、往生浄土を目的とする場合は正行であり、それ以外は雑行である。雑行を「抛(なげす)てて」正行を修行せよ。
 正行をさらに正定業と助業に分ち、称名念仏こそ正定業であるとする。