2007-09-20 柳宗悦「南無阿弥陀仏」(12) その2 帰命 1 浄土宗 身命を阿弥陀に捧げる意 2 真宗 阿弥陀の勅命に順う意 3 時宗 阿弥陀の命根に還る意 1 命を帰する 阿弥陀へ帰入 2 帰せよの命(めい) 阿弥陀が帰せよと私たちに命ずる 3 吾らと阿弥陀と未だ分かれざる根源へ 不二の境 法然→人から仏へ 親鸞→仏から人へ 一遍 南無と阿弥陀とを連続の一語に解して六字を独一なる姿に仰いだ。不二の姿。人が仏に念仏するのでもなく、仏が人に念仏を求めるのでもなく、念仏が念仏している。