「選択本願念仏集」(14)

(12)釈尊、定散(じょうさん)の諸行を付属したまはず、ただ念仏をもって阿難に付属したまふの文
 釈尊は『観無量寿経』に静まった心でつとめる善(定善)と乱れた心のままでつとめる善(散善)を説き、阿難に対しては念仏の一行をのみ本願行として付属する。